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熊本,福岡の結婚式費用と見積り対策!正しい情報を知らないと損をする。

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熊本,福岡の結婚式費用と見積り対策!正しい情報を知らないと損をする。

結婚式の見積りは前回の記事でも述べたように、式場によって表記の仕方も値引きの仕方も違います。
もちろんチャペルや披露宴会場も違います。大切なのは、お二人にとって「何を決め手にするか」も考えておく必要があります。

過去記事:結婚式の見積りはなぜ変わる?熊本・福岡の式場見積り傾向2017

実際にあった結婚式の失敗談

熊本結婚式※写真と本文は関連していません。

チャペルが気に入ったから、絶対この式場がいい!と、最初に思われていた新郎新婦さんも、次第に金額が上がっていき、気付けは最初の見積りから金額も大きく上がってしまった現実。
本来、前撮りロケーション撮影をしたい、エンドロールも結婚式当日の様子を上映する内容にしたい、和装も当日着たい。と思われていた新郎新婦も、見積り値段が予想以上に上がってしまうと『どの部分を削ればいいか』という思考になってしまいます。

料理や引出物などはゲストへの配慮を考え、費用を削減できる項目を考えると、自分達の衣装や写真、映像関係を削減しよう…と多くの方が以下の様な考え方にたどり着きます。

・前撮りも1~2枚だけですませよう。
・そもそも前撮りはやめよう。
・映像も自分達で作ろう。
・エンドロールはやめよう。
・ビデオ撮影は親族に任せよう。
・和装は諦めよう。
結果、手作りできるところは自分達でやって、料理だけは質を落とさないようにすればいいと考えてしまいます。

上記に述べたような状況になってしまった新郎新婦はたくさんいます。
もちろん、お金に余裕があれば全部式場で頼むだけで解決できる話です。

ですが、その状況を打破できる方は一部の方でしょう。だから外部業者が存在してます。式場価格よりも安くできること、頼みたい人がいる需要があるから外部業者も成り立ってるはずです。できるだけ費用は抑えて良いものを残したい。よくばりかもしれませんが、みなさんもそう思われませんか?少なくとも私はその中の1人です。

話を戻しますが、結婚式の費用が想定していた以上に上がってしまった場合、自分達に関わる項目を削減していく思考になります。

ここで少し思い出してみてください。

式場見学の際に前撮りロケーションもしたい、和装も着たいし、親にも見せたい。など、最初に思い描いていた理想の結婚式から遠ざかり、費用であきらめざるえなかった新郎新婦は、結婚式に対して心残りができてしまいます。

・できるか、できないかなど、ちゃんと調べてから決めるべきだった。
・現実を叩きつけられて諦めました。
・予算には限界もあるし、しょうがないと思います。
・あの場で契約したら値引き特典があったので、勢いで契約しました。

費用の相談を受けることもありますが、まず式場との契約内容をみます。契約直後や契約前だといろいろと方法もないことはないのですが、あと1~2ヶ月後という新郎新婦さんの契約書や見積りの相談をされると、正直できることは限られてしまいます。

それだけ契約内容というのは重要になるのです。
お互いが話し合っても新婦さんの心の中では不満を思われていることも多く、、

『なんで私まで妥協しないといけないの?』
『お金かかるとわかってるなら貯金してよ!』
『結婚式くらいは好きにさせてほしいのに!』

 このような不満から夫婦喧嘩されるお二人も少なくありません。女性にとって「結婚式」は男性が考えているよりも特別な1日なんです。最初の式場見学の時は二人ともワクワクしていたはずなのに、お金のことが原因で揉めてしまうと普段の生活にも影響がでてしまいます。「俺がなんとかするけん!心配せんでよかばい!」と言って、その場を落ちつかせても、花嫁さんを100%安心させることは、そう簡単ではありません。

やはり予算のことも結婚式を考える上で大事な準備の一つなんです。

結婚式の具体的な予算の考え方

具体的な結婚式予算の話をします。以前の記事に「結婚式の相場はあくまでも目安程度に」と記述しましたように、人によって式場の内容も選ばれる項目も全く違うので他人と比較できないものです。また、結婚式場の見積りが300万円だから、自分達が300万円準備しなければならない、ということではありません。披露宴に参加して頂くゲストからのご祝儀があります。
ここで説明する具体的な予算の話は「結婚式の予算=ご祝儀+二人が手出しできる金額」という考え方について述べます。

私たちがプロデュースを行う場合、このお二人の予算の話を最初に聞いてます。
例えば「50万円手出しできるけど、それ以上はかけたくない」という新郎新婦の場合を具体例をあげていきます。

最初の見積り:280万円 ゲスト人数100名の場合

ご祝儀100名  :約280万円〜300万円
二人の手出し予算:50万円
ご祝儀と二人の予算を足した金額を式場見積りと比べます。

例:見積り280万円<予算330~350万円 となるので、現時点では50~70万円の予算が余っている状態です。実質的な手出しは0円,もしくは20万円余る計算になります。ただし、最初の見積り内容次第ではここから数十万あがることも多いので、最終的な費用をどこまでにするかという総額の設定をする必要があります。

例:見積り280万円の内容から変更点
料理10,000円→12,000円×人数
衣装ランクアップ +180,000円
写真アルバム追加 +120,000円

このように金額の変動がありますので、最初の見積りに+50万円となり合計金額が330万円になります。
この場合、式場見積り330万円<予算330万円〜350万円 となり、実質的な手出し金額30万円~50万円と、想定している範囲で収まっている状態です。

ここから更に準備が進むにつれ変動していくことも考えられます。
・ゲスト出欠による人数の変動
・引出物の金額アップ
・ビデオなど映像演出追加
・披露宴中の演出追加
・手作りor持ち込みによる削減項目

要するに、ゲスト人数×28,000~30,000+二人の手出し予算○○万円>式場見積り という図式を成立させることが、結婚式の準備を進めていく上で大切になります。この予算◯◯万円が新郎新婦によって違いますし、式場の見積り内容も変わってくるのです。

この上限金額を考慮しながら準備を進めていくと、想像以上に金額上がってた!という、後の祭り状態にならなくてすみます。
各項目や打合せの段階で何の項目がどのように上がるのか?は過去記事で紹介していますので参考にされてください。
参考記事:結婚式の見積りはなぜ変わる?熊本・福岡の式場見積り傾向2017

ここで大切なのは、結婚式を挙げる上にたくさんの項目がありますが「何を優先したいか」「自分達にとって必要ないものは?」というお二人の考えを決めておくことです。あれもこれも勧められるまま決めてしまうと、簡単に100万以上見積り価格は上がります。

何となく良さそうだな〜と決めてしまうのではなく、少しでも迷ったら「保留でお願いします」と、冷静に考える時間を作ることも必要です。だって、本当に気に入ったものや、やりたいことを見つけたら「これしたい!」とすぐに決められるはずですよね。

また、事前に色んな情報収集をすることも大切な結婚式の準備です。最近花嫁さんから人気のサイト「marry」では、たくさんの事例や花嫁さんのDIYアイテム、パーティー内容や前撮りなど、結婚式に関わる情報が掲載されています。花嫁のための参考書になっていますので、ぜひチェックしてみてください。


出典元:marry[マリー] | プレ花嫁の為のかわいい結婚式準備アイデア

 

式場見学で決まるスタートライン

今回の記事では「結婚式の失敗談」「予算の考え方」「情報収集が大切」と、自分達が満足できる結婚式にするためには必要な情報を知るという流れがなんとなくご理解頂けたかと思います。一定のラインまでくると、あることに気付きます。

「最初の見積りが一番重要だということ」

そうです。この最初に結婚式場からもらう見積り、厳密に言えば「契約すると決めた見積り内容」が今後の準備や費用に大きく関わってきます。
結婚式の費用は打合せで変動するものですが、大前提となるスタートラインの内容と金額、二人の希望を組合わせていけば、ほとんどゴール地点が見えてきます。

もっと言えば、どのような条件で契約しているか。ということです。

ドレスにこだわりたい人の場合

例えば、ドレスにはこだわりたいけど費用は350万円までに抑えたいと思っている、Aさん、Bさん、Cさんが同じ式場で契約したと仮定します。
Aさんの契約はゲスト100名で270万円 持ち込み不可が条件
Bさんの契約はゲスト100名で280万円 一部のアイテム持ち込み可
Cさんの契約はゲスト100名で240万円 持ち込み前提の条件(衣装・写真・映像が見積りから抜いてある)

一見、全ての見積り項目が入っているAさんが一番安そうに感じます。ただ、全員が共通して「ドレスにはこだわりたい・費用は抑えたい」という希望があります。

Aさんの場合
衣装打合せで、和装の前撮り追加・ドレスランクアップで+22万円(衣装代合計50万円)。写真の項目も「集合写真・六つ切り2P」だった為、アルバムを追加することで+25万円。引出物や引き菓子の調整があり+5万円。料理単価アップで+20万円。招待状などのペーパーアイテムの追加料金+3万円。これまでの合計が345万円になります。ビデオ撮影やエンドロールも頼みたかったが、費用を抑えないといけないので諦めざるえなくなりました。

Bさんの場合
衣装打合せで、和装の前撮り追加・ドレスランクアップで+22万円(衣装代合計50万円)。写真の項目も「集合写真・六つ切り2P」だった為、アルバムを追加することで+25万円。ここまではAさんと同じものを選んだとします。
Bさんは一部のアイテムを持ち込みできる条件でしたので、引出物・引き菓子、ペーパーアイテムを持ち込みすることにしました。引出物が式場で頼むよりも20%安く仕入れる事ができたので、見積りに入っていた引出物,引き菓子の金額よりも、引出物は-4.8万円,引き菓子,-1.6万円,ペーパーアイテム-3万円の節約に繋がりました。料金の単価アップ+20万円を加えると、合計が337.6万円になります。持ち込みで節約できた分、ビデオ撮影を依頼して+10万円となり、この時点で合計347.6万円

Cさんの場合
衣装は持ち込みなので式場ではない別のドレス専門店からレンタルすることに。衣装代が和装+洋装(A,Bさんと同じ点数)で35万円,カメラマンも持ち込みなので前撮り+当日アルバムで22万円でロケーション撮影を行いました。映像関係も持ち込み可能なので、ビデオ撮影,エンドロールで+16万円。引出物や引菓子などは式場に頼み、料理単価アップ+20万を付け加えた場合、この時点での合計が333万円。少し予算が余ったので、別の演出関係に使うなど検討中です。

まとめた結果が下記の通りになりました。
Aさん:総額345万円|衣装和装あり・洋装|アルバム追加|ビデオなし・エンドロールなし|
Bさん:総額348万円|衣装和装あり・洋装|アルバム追加|ビデオあり・エンドロールなし|
Cさん:総額333万円|衣装和装あり・洋装|アルバム追加|ビデオあり・エンドロールあり

Aさんの条件の場合、最初の見積りでは式場値引きも多く、お得に見える内容でしたが持ち込み不可という条件の場合、後から安いショップでレンタルしたり、知り合いが撮影してくれるとしても、式場からお断りされるケースがほとんどです。結婚式場の中から全ての項目内容・金額の中から選ばなければいけません。

例え持ち込み料があったとしても、全体の金額で考えることが大事です。結果的にトータルの費用が節約できた上に、ビデオ撮影もエンドロールも残す事ができたCさんの場合、その式場で叶えたいことをする場合「持ち込みが必要、持ち込む為の情報」を知っていたから実現ができたことです。

要するに、結婚式場を決める段階から自分達の目的に合わせた契約をする必要があります。

実際のあった式場見学でのお話

佐賀県のとある結婚式場。オシャレで人気のあるこの式場へ新郎新婦さんを紹介した際、お二人の希望で「写真・映像」を持ち込める条件で交渉した状態で式場見学へ行きました。ちなみに普段は、持ち込みはお断りしているそうです。
写真・映像に関わる項目を外した状態で見積りを提示してもらった際に、「式場で同じ事するといくらくらいかかる?」と式場スタッフさんへ尋ねたところ、持ち込み予定している総額よりも20万くらい差がありました。
式場側も「私たちの式場では、この金額からしかできないので、お持ち込みされた方がお得だと思います・・。」と新郎新婦さんへ説明されました。

契約前の見積り対策

これまで紹介してきた内容を見ていただけると、いかに契約条件が大事なのかということをお分かり頂けたかと思います。最初の式場見学から契約するまでの間、今後の費用や結婚式にかけられる予算が決まってくるのです。

では、一番肝心な契約前にどうすべきかをお伝えしようと思います。

・自分達の望んでいる内容を具体的に書き出す。(例:ドレスの好み、和装の有無、料理やゲストのおもてなし、前撮り有無、どんな映像を残したいか)

・その望んでいる内容について調べる(例:インスタグラムやネットで自分の好みや真似したいことを見つける)

・悩んでいる結婚式場の条件を比べる(例:見積り内容に望んでいる項目が入っているか、それがいくらするのか、無ければ持ち込み可能か)

・式場を2社まで絞り込み、本命の式場へ交渉をする(例:この式場へ決めたいけど、◯◯の項目だけ条件を変えれないか。など競合している式場を引き合いに出す。)

先走って金額の値引きを要求するのは、この時点ではまだ早いです。前項で紹介したAさんのように、値引きだけ追加しても結果的に実現することが難しくなる可能性があります。先ほど、一番肝心な契約前にどうすべきか。と記述しましたが、新郎新婦10組いたとしたらそれぞれ望む内容や目的が違うと思います。
せっかくなら前撮りやムービーにもおしゃれにこだわりたい!という花嫁さんもいれば、前撮りや和装はしなくていいからゲストの料理だけはお金かけたい!という花嫁さんもいらっしゃるでしょう。

そこで、望んでいる結婚式・目的別に契約前のお勧めの交渉内容を紹介します。

目的別に交渉内容を変える

先程述べたように、ただやみくもに「安くしてほしい!」「割引して!」なんて言っても、思っている方向に話は進まないでしょう。
「何の為に持ち込みをするのか」「どんな目的があるから交渉するのか」という点を、あらかじめ決めておくことが大事です。

前撮りや和装、映像にこだわりたい方は「持ち込み交渉」

基本的に和装や前撮り、ムービー関係はオプションです。披露宴に必ずしもいるものではありません。
写真や映像はお二人の記念に残るものですが、良いものになるほど高額な料金設定の場合がほとんどです。

また、規則などで出来る範囲や取扱が可能な商品も式場提携している会社によって様々です。
(例:前撮りの撮影時間など縛りがあるなど)

事実、質の高いサービスを行っている式場もあれば、質も金額も高いサービスを行っている式場もあれば、それなりな映像商品を高額で取り扱っている式場もあります。金額やクオリティに大きな差が生じやすい「写真・映像・衣装」は式場によって見極めが必要になってきます。

要するに、自分の好みの商品があるか?という所ですね。あと、好みには個人差がありますよね?
「これを頼みたい!」「この衣装を着たい!」と思える内容かを実際に見て、体験しないと、価値がわからず見積りの金額だけで判断することになります。

もし、お二人の目的が「写真・映像・衣装」に当てはまる場合、持ち込み交渉をすることで、結果的に費用の節約だけでなくクオリティも満足する結果になる。という選択肢を残す事ができます。

要するに、式場の商品も見て内容や金額に納得できなければ持ち込みすることで解決できる。という状態を契約するときに作っておくのです。

このような希望がある場合、やみくもに全てのアイテムを持ち込みさせてくれ!と交渉してはいけません。

持ち込み=安くなる。という図式ではないからです。

「全部持ち込みしてもいいですが他の値引きがなくなります」と言われたらどうですか?
式場の値引きも残しつつ、自分達が望む内容を持ち込みできるような状態で契約する。ということが重要なポイントです。

料理や本番重視の方は式場と「金額交渉」がお勧め。

前撮り写真やビデオ撮影など、自分達に関わることはさほど興味がなく、結婚式当日に来て頂けるゲストへのおもてなしを重視される方もいらっしゃいます。

もし、お二人の希望が当日メインで考えられる場合、下手に持ち込み交渉するよりも「式場の中で選ぶので金額をどうにかしてほしい」という交渉の仕方をお勧めします。

・前撮りはしなくてよい
・映像関係は全て手作りできる
・友人に写真やビデオを依頼する

上記の内容がしっくりくる人は、むやみに持ち込み交渉せず、式場へ全部依頼したい。という意思を見せることです。

一般的に上がりやすい項目として、
・衣装
・写真
・映像
・料理

上記の項目の中で、記念に残る項目。つまり、自分達に関わる項目にこだわっていない場合、高価な物を頼む予定がない。という場合は「持ち込み」するメリットも少なくなるからです。

式場にとっては、何かしらのアイテムを持ち込みされると、その部分の利益は少なくなります。持ち込みさせて利益を減らすよりも、自社式場で依頼してくれた方が多少の利益がでます。このような場合は、多少金額を落としてくれたり、総額は変わらずとも演出オプションを無料で追加してくれるケースなど対応してくれることもあります。ちなみに他社式場の見積りを持っていると効果的になることもありますので、持って行くだけ持って行ってみましょう。

最終的な金額を想定する方法

見積り交渉が終わって納得のいく金額内容・条件になった際、最終的な金額がどのくらいになるのかを想定できればさらに安心です。
前項で述べた「望んでいる内容について調べる」という項目や内容が、どのくらい金額が必要か。ということを把握しなければなりません。

式場へ依頼するのであれば、最初から見積りに入れてもらいましょう。もし外注する場合、外注先の金額、その項目を見積りから抜いてもらいましょう。そうすることで見積りの中の固定費が見えてきます。
※固定費:ゲストの人数に関わらず頼むといくらかかるという項目・アルバムやブーケなど

残りの変動費はゲスト人数(ゲストの出欠)で変わってきます。料理や飲み物などはある差額分を人数で計算すれば算出できます。

ただし、引出物・引菓子は基本的に上がりますので、100名で7~10万ほどの上限を考えておけば想定の範囲でおさまります。契約時の見積りの内容にもよりますが、出来るだけ具体的な内容を記載してもらう必要があります。

打合せで変動する項目(料理・飲み物・装花・引出物・引菓子・美容・演出関係)の中から飲食以外で+30万円(ゲスト100名の場合)と考えてけば、よっぽどの内容を頼まない限り、それ以上金額が上がる事はありません。

最終金額を想定する方法の例
・料理・飲み物の単価を、その式場で一番頼まれている単価に合わせて計算。
・装花、ブーケ類、引出物、引菓子、美容、演出関係で+30万円と仮定する。
・希望している「衣装、写真、映像」の金額を付け加える。

上記の項目を計算しておけば、最終的な総額を想定することができます。
あと変動するとすれば、ゲストの出欠に対して料理・飲み物・引出物・引菓子の数が変動するくらいです。ちなみにゲストが多くなればなるほど、お二人が支払う費用の負担は少なくなってきます。ご祝儀平均価格よりも、式場費用ゲスト1人辺りの単価が減るからです。

予定よりゲスト人数が増えた場合の自己負担金変動について

結婚式総額350万円 ゲスト100名 1人単価35,000円 ご祝儀1名辺り3万円の場合:ご祝儀総額300万 自己負担金:50万円
結婚式総額400万円 ゲスト120名 1人単価33,333円 ご祝儀1名辺り3万円の場合:ご祝儀総額360万 自己負担金:40万円

このように最終的な費用がいくらになるのかを想定することができれば、希望に合わせて節約すべき部分を改めて考えたり、せっかくの結婚式なので少しだけ予算を増やしたり、余裕を持って結婚式の準備に取り組みことが可能になります。

なぜこのようなことを紹介するかと申し上げると、一般的に結婚式場で最終的な金額がはっきりするのは、結婚式を挙げる1週間前くらいなのです。しかも、式場によっては全額・もしくは半分を前入金しなければなりません。結婚式の費用は結構な大金です。3~400万円をポーンと支払えるような方は、そもそも費用のことは気にしてないでしょうし、支払いのことも準備しながら考えなければなりません。

結婚式の準備に限らず、普段の生活の中でお金の問題や悩みはとても精神的に負担がかかります。夫婦間もギスギスしたり、イライラしてしまったり、ストレスがたまってしまうこともあります。

ギリギリになって慌てるのではなく、早い時期に具体的な費用を想定することができれば、予め準備もできますし目標に向かって計画も立てることができます。結婚式の準備は披露宴の準備だけでなく、夫婦生活、お金の事、親や親族や友人への準備や挨拶など、これから新しい人生の準備期間でもあるのです。

正しい情報知り、自分に合う選択をする

これまでの内容をまとめると、
一言で結婚式の準備と言えど、たくさんのことを自分達が決める必要があり、式場を決める段階からすでに準備は始まっているということです。

あなたはどのような結婚式をしたいですか?

友人の結婚式で素敵だな〜と思っていたことや、インスタグラムで見た投稿写真のようにオシャレな結婚式を挙げたいな〜など、思う事は人それぞれだと思います。

大切なのは、自分達が望む内容をきちんと調べる、自己負担で出せる金額を話し合う、自分立ちに合った条件で式場と契約する。ということが必要な時代になっています。このような情報や仕組みを知っていれば、結婚式場と契約後に「しまった〜」という後悔することは避けられます。

交渉上手な新郎さんや新婦さんは、ぜひ今回紹介した方法を実行してください。
自分達の思い通りの結婚式を予算内で挙げる事ができたとしたら、あなたの周りの友人知人も、もっと結婚式を挙げれるカップルが増えてくるはずです。実は年々結婚式を挙げる組数は日本全体で減少しているのです。

それにも関わらず、結婚式費用の平均相場は年々上昇しているのです。ということは、新郎新婦の負担している金額が大きくなっているということなのです。金銭的な理由で結婚式を挙げたくても挙げれない方達はたくさんいます。「結婚式=高い」というイメージも定着しています。

でも、前項で公開した交渉方法や、持ち込み、選ぶ項目次第では、実質的な負担金を平均相場よりもかなり低くすることも可能だと思いませんか?

事実、私たちのプロデュースをご利用頂く多くの方はホテルや専門式場での結婚式を自己資金30万円以内で実現しています。
場合によっては実質0円の方もいらっしゃいました。決して内容をケチった訳ではありません。

私たちはゲストへの項目をケチる目的の方は愛を持って注意してますし、聞き入れてもらえない方はお断りもしています。結婚式はお金をあまらせるのが目的ではありませんからね。

話を戻すと、自分達の目的に合った結婚式場を決める入り口を選ぶことです。
直接式場で契約するのも良いですし、ブライダルカウンターで紹介特典を付けられてもよいでしょう。そこに自分達の目的と選ぶ理由があればの話です。

「ただよさそうだから…」「なんとなく決めた…」というのではなく、自分達が理想とする結婚式をするための知識と最善の選択ができる条件で式場と契約することが大事なのです。

まとめ

かなり深い部分までお話しましたが、私たちプロデュース会社にも色んな特色があります。

斡旋するだけで利益を得ているプロデュース会社もあれば、とにかく安くプロデュースすることで自己負担0円で行っている会社もあります。ブライダルカウンターも同じですね。色んなビジネスモデルがあるということで、結婚式場もプロデュース会社もブライダルカウンターも一つの企業です。

そしてどの企業も式場も利益を出さないと経営はできません。どこにキャッシュポイントを置いているかという点が違うのです。新郎新婦の味方です〜!とアピールして式場からマージン貰ってる会社も多いです。

なぜこのような事を書いたかと言うと、プロデュース会社でも失敗している方もいるからです。

最後にとても重要なことを伝えますね。

結婚式を決めるのにも沢山の入り口が増えてきた一方で、何も知らない新郎新婦は言われるがままお金を払い、結婚式直前に音信不通になるという考えられない事態に巻き込まれた方もいます。2018年の成人式でも、振り袖が届かない。。という似た様なことがありましたよね。

世の中には色んな式場や会社がありますが、お二人にとって感じるメリットはそれぞれ違うはずです。

それは望んでいる内容が新郎新婦さんによって異なるからです。
結婚式場はオールマイティーな客層に対応しますから一定の規律を設ける必要があります。私たちのようなプロデュース会社も得意不得意な分野も中にはありますし、偏った式場案内をしている会社もあります。

だからこそ、自分達にあった結婚式の入り口を見つける必要があると僕は思います。

年々上昇傾向にある結婚式費用だけでなく、結婚式自体に魅力を感じなくなり、自分達のやりたいことができない、失敗や後悔したこと、お金のことなど、問題は増える一方です。

ネットにこんな話は山のようにありますよね。色んなことが便利になって情報収集しやすくなった今でもあります。

原因は「式場の仕組みを新郎新婦が知らずに、理解せず契約している」

これしかないでしょう。

実は、結婚式場は説明しているんです。というより、詳しく聞けばちゃんと説明してくれます。
式場見学の時に必ず「他にご不明な点はございませんか?」と、聞かれていると思います。

要するに、結婚式場の仕組みが悪いのではなく、何を聞いていいのか分からない。見積りの金額だけで判断している。ということ。

そして、今回話した様な内容は、結婚したら◯◯◯◯のような情報誌や、大手結婚式情報サイトにも載っていないからです。
だからこそ「自分達が叶えたいことができる結婚式」「自分達らしい結婚式」を挙げる為に必要な情報の一つとしてこの記事がお役に立てれば幸いです。

最後までご覧頂きありがとうございました。

About The Author

AvenirDesignアベニール代表 / ビデオグラファー / フォトグラファーKazuto Yamasaki
写真や動画撮影を行うカメラマンでもあり、結婚式のプランニングや式場との商談も行っているアベニールデザイン代表 山﨑一人。
ハワイの現地プロデュース会社との提携により、持ち込み無料のハワイウェディングプランなどで全国から問い合わせがくるWebサイトを立ち上げる。

「結婚式では後悔してほしくない!」という想いから、結婚式場の仕組みや新郎新婦に本当に役に立つ情報をこの「BrideMedia」で掲載。
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