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福岡で結婚式当日エンドロールを外注する時のメリットとデメリット

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外注するメリットとデメリット

福岡で結婚式当日エンドロールを外注するメリットとデメリットをプランナー&カメラマン目線でお伝えします。
挙式から披露宴の様子を当日撮影編集して上映するエンドロール。九州では「ライブエンドロール」と呼ばれる事が多いです。(関東地方では撮って出しエンドロールという名称が多い)

福岡の結婚式場でも多くの新郎新婦がこのライブエンドロールを頼まれていると思いますが、式場へ依頼するのではなく、外部カメラマン・外部の映像会社へ依頼されている新郎新婦さんも多くなってきています。

では、なぜ外部カメラマンへ依頼される方が増えて来ているのでしょうか?その理由と目的、メリットとデメリットをお伝えしていきます。

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結婚式のライブエンドロールとは?

結婚式から披露宴までの様子を撮影して上映するもっともポピュラーなエンドロールが、このライブエンドロールになります。
頼まれる多くの理由は「ゲストの表情も映してもらえるから」「自分がゲストで映っていたら嬉しいから」と言うような意見が多かったのですが、最近は結婚式以外のシーンを撮影して合わせるシネマエンドロールという商品も出てきました。

<シネマエンドロール>
・前撮り風景の動画を組み合わせる

・婚姻届を提出しにいくシーンを組み合わせる

ちょっと良くないですか?個人的には好きなのですが、いざ式場へこのような要望を伝えると追加料金がかかることもあります。別日でロケ撮をするので当然の話ですが、そもそもエンドロールの金額が結構高く感じてしまう式場もありますね。

一番高額なエンドロールは23万円でした。多いのは12~15万円という金額です。これにビデオ撮影を加えると軽く20万円を超えてきますね。

でもせっかくの結婚式ですから、頼みたい新郎新婦さんも多いと思います。

予算を抑える為のプランとして、お支度のシーンから挙式までの動画で編集するバージョンを用意されている式場もあります。この場合は10万円を下回ることが多いです。

でも!やっぱり披露宴のシーンやお手紙まで入れたい!という新郎新婦さんもやはり多いのです。やはりエンドロールは結婚式に欠かせない映像演出の一つですからね。

シネマエンドロール

こちらは前撮りと別撮りの動画を組み合わせたエンドロールです。

<こんな人におすすめ>
・一般的なエンドロールでは物足りない人
・自分たちらしい記念になるエンドロールが欲しい人
・ゲストの方が見たことないようなエンドロールを上映したい人

外注業者の価格の違い


Googleで「結婚式 エンドロール 福岡」と検索すると、たくさんの外注カメラマンさんのホームページが見つかります。

料金体系や映像の種類も様々で、安い業者さんは¥40,000~とかなりエンドロールの相場からすると安い金額で提供している会社もあります。一番多いのは¥108,000-という金額でした。

これでも一般的な式場価格よりは安いと思います。

新郎新婦さんからすると同じエンドロールなのに、なぜこんなにも価格に違いが出てくるのか?と言うと・・・マージン(紹介手数料)ですね。
我々映像会社は結婚式場と提携していると一定の割合でマージンが差し引かれます。これはどの式場でもどの業者でも同じです。

映像カメラマンの会社は、提供するエンドロールに適正な価格を付けて売り出しているのがほとんどです。機材やスタッフの規模にもよりますが、式場からマージンを差し引かれても利益を確保できるように式場価格を設定しなければなりません。

すると、1件辺りの売上は少なくなりますが、その分件数を式場から紹介して貰えます。そのことから、安定した売上が見込めるというのが結婚式場と提携している会社のメリットです。

自社で集客を行う場合、広告費や集客するためのコストが必要になってきます。式場から紹介をしてもらうことで、その分のコストは必要なくなりますからね

ただし、提携会社としての売上を伸ばす為には受注する件数を上げるか、撮影スタッフの人件費を削減する、価格を上げるという選択肢しかないのが現状です。しかし、式場と提携している関係上、価格を上げるというのは中々難しいところが現実のようです。

また、受注する組数を増やそうにも、新郎新婦へ販売することができるのは式場プランナーさんの営業力にかかっていますので、どうしても他力になってしまうという式場の仕組みがあります。

となると、残る選択肢は人件費を削減する。この場合、アルバイトを雇ってエンドロールの撮影を行うことは珍しくありません。この仕組みは全国的にみても大手の式場になればなるほどその傾向が多くみられます。

カメラマン不足。という理由もあるのですが、それは別の機会にお話したいと思います。

外部カメラマンが安くできる理由

なぜ外部カメラマンは安く提供することができるのでしょうか。それはもうお分かりだと思いますが、マージンは必要なく、直接新郎新婦さんとやりとりが可能になり、売りたい価格で販売することが可能になるのです。

独立しているカメラマンも多いので、1日に1組エンドロールの撮影を行えるとしたら、売上げはそのままカメラマンに入る事になります。例え式場よりも安い価格で提供したとしても、十分な売上げを上げる事が可能です。

<例>
式場エンドロール価格 15万
外注業者エンドロール 4万〜10万

また、外部業者も様々で売りにしている部分も違ってきます。
安さを売りにしている会社もあれば、クオリティにこだわった会社や、エンドロールだけに特化している会社なんかもあります。

あなたの目的で変わる外注先カメラマン

新郎新婦さんによって「エンドロールを外注する」という目的も理由も違うと思います。

<外注する目的>
・式場の価格より、もっと安く頼めると知ったから

・式場の動画サンプルがピンと来なかったから
・サンプル動画の画質が気に入らなかったから
・別撮りしてシネマムービーみたいなことをやりたいから

このように、何の為にわざわざ式場以外の外部業者へエンドロールを依頼するか。ということを考えていくと自分達のイメージに合ったエンドロール業者を選ぶ、もしくは見つける事ができるでしょう。

画質や映像クオリティを求めている人

式場のサンプル動画を見て「なんか求めている内容と違う」「なんかありきたりでつまらないな」と感じている方は、クオリティを追求している独立したカメラマン・映像会社を探しましょう。

高い映像クオリティを提供しているカメラマンや映像会社は、まず安売りをしていません。むしろ、式場価格よりも高額な場合もあるかもしれません。ただし、必ずいい映像作品を手に入れる事ができるでしょう。ゲストからは大絶賛されること間違いなしです。

もう一度言います、映像クオリティに高い評価を受けているところは、安さを売りにしていません。実際、東京にとてもクオリティが高い業者さんが数件ありますが、16万円〜28万円です。それでも頼みたい!という方はとても多いのです。

この業者さんはブライダル映像業界で活躍している人なら知らない人はいないくらい有名ですし、クオリティを追求するたくさんのビデオグラファーから支持されています。

東京は常に最先端の技術や撮影方法が集っていますので、福岡でも1年後くらいにしか浸透してこないです。私が住んでいる熊本はもっと遅いです。東京で流行りだしたものを2年後くらいに式場が少しずつ取り入れるというくらいですからね。

価格を重視したい人

むしろこちらの方が多いと思いますが、結構リーズナブルな価格でエンドロール撮影してくれる業者さんが多いです。
私の知り合いのビデオグラファーもライブエンドロールを¥80,000位で受けている方もいます。一般的な相場からすると安いですが、ちゃんと式場クオリティと同等の映像を作ります。

たくさんの業者がありますので、サンプル動画を必ず見比べて自分の好みの映像を載せている会社を選ぶことをお勧めします。
値段の安さだけで選ぶと「思っていたのと違った」となることもありますので、しっかり「ここにしよう!」と二人で話し合って決めましょう。

こんな会社は要注意

簡単にいうと、固定されたカメラマンではなく、人材派遣みたいな運営を行なっている会社もあります。福岡のフリーランスやアルバイトとして登録しているビデオグラファーが結婚式場に派遣されるシステムです。

「洗練されたプロのカメラマンを派遣します」みたいな。洗練されているかは微妙ですが、他社のエンドロールをサンプルに載せて過去に問題になってます。

日当1万〜1.5万のカメラマンが派遣されることで式場よりも安く販売している仕組みですが、洗練されたカメラマンではなく、登録しないと仕事がないカメラマンが来るということです。(カメラマンの求人広告を見れば日当が丸わかり・・)

また、エンドロールは「誰が撮影するか」によって大きく内容が異なってきます。ホームページにあるエンドロールも誰が撮ったのか?当日はどんなカメラマンが来るのか?ということもクオリティを重視している新郎新婦さんは気にかけてもいいかと思います。(式場の中には指名制を取り入れていることもあります)

この前「エンドロールを外注で頼んでいた会社が音信不通になったので困ってます」という、かなり悲惨な状況になってしまった新郎新婦さんがいらっしゃいました。

事務所にも訪問しても誰もいない、連絡がとれない、結婚式は3日後・・・かなりヤバい業者ですね。後日、他の業者さんが見つかったようで安心しました。

メリットとデメリット

結婚式カメラマン
ここからは、結婚式場の映像会社と外部業者に依頼する場合のメリットとデメリットを説明します。それぞれに頼むメリットはありますので、自分達にあった選択をすることが必要です。

大前提の話ですが、ライブエンドロールを外部カメラマンに依頼する場合は、あらかじめ式場の許可が必要です。

式場へ依頼する場合

チャペル挙式|新郎新婦

■メリット
・安定したクオリティの映像(エンドロール)が上映できる
・サンプル動画でみた内容と同じ物が多い
・式場提携している会社しか入れない場所を作っている式場もある(チャペルの祭壇・お支度部屋など)
・プロジェクターが特殊な場合、提携先の業者しか100%機能を発揮できないことも(外部業者は使用不可な設備があるなど)
■デメリット
・クオリティよりも金額が高い場合がある
・撮影場所がマニュアル化されている場合は日当1~2万円のアルバイトカメラマンがくることもある

外注カメラマンに依頼する場合

挙式後のフラワーシャワー

■メリット
・式場よりも価格が安い業者が多い(予算重視の方の場合は魅力的)
・ハイレベルなエンドロールが頼める業者もある(値段は式場価格もしくはそれ以上)
・最新の機材を使用しているカメラマンも多い
・頼んだカメラマンが来てくれることが多いので安心できる
■デメリット
・外部カメラマンが立ち入り禁止されている場所から撮れないこともある
・外部カメラマンに厳しい対応をされる式場があるので本来のクオリティを発揮できないこともある(新郎新婦の見えない所で色々あるんです)
・カメラマン持ち込み禁止の契約だと、いくら撮ってほしい会社を見つけても式場から断られます

外注カメラマンのデメリットの中に気になるような事を書きましたが、外部カメラマンに対して結構な扱いをする式場も中にはあります。もちろんプランナーさんとかではなく、披露宴会場にいるスタッフから変な扱いされたり、当日になっていきなり撮影はダメとか・・。

結構前にこんなことがありました。

当日撮影を新郎新婦さんから依頼されてお支度のシーンもプランナーさんから許可を得たのでお願いします。という条件でしたので早めに行ったのですが、新郎新婦さんのお支度部屋まで案内されるまで20分くらい放置されたこともありました。「ちょ、お支度終わってしまうでしょ」と何度も確認しましたが「ここでお待ちください」との一点張り。

式場さん側の規則で入れないのなら仕方ないので、素直にわかりました!と言えるのですが、新郎新婦さんは撮ってもらえると思ってます。「新郎新婦さんはこのことご存知なんでしょうか?」と理由を伝えて「確認します」と言って5分後にお支度部屋へ案内されました。

意味がわからないですよね。外部の人間が自分達の式場で撮影するのを快く思わないという気持ちは分からなくもないのですが、新郎新婦さんの気持ちはどうなんでしょう。一部の人間の発言や判断が、式場全体の評価や評判、口コミにつながるというところまでは考えることができないのでしょう。だってプランナーさんは超いい人でしたから。

あと、よく新郎新婦さんが式場か外注かで悩まれている時に「式場提携しているカメラマンの方が撮り慣れてます」と言われると思いますが、そりゃそうでしょう。

ただ、撮り慣れているのとクオリティの善し悪しは別の話です。ビデオグラファーである私の立場からして断言します。お嫁さんによって撮り方を考えて撮る人と、そうでない人の出来上がった映像クオリティの違いはあります。

本当に映像にこだわりたい新郎新婦さんなら気にするところですが、一見、何が違うのか分からない方も多いです。

説明すると「本当だ〜」と理解できるのですが、そこまで求めていない新郎新婦さんも多いというのも事実です。こだわりのある方は、「何でこの位置から撮っているのだろう」という一歩引いた目線で映像を見返してみるとカメラマンが撮りたい内容が伝わってくるかもしれません。

まとめ

福岡はたくさんの業者さんがいますが、その分人気のある映像会社は予約で埋まっていることも多いです。もし、先ほど書いた様な目的を持って外注カメラマンを探しているのであれば、出来るだけ早めに日程を抑えることもお勧めします。

結婚式のシーズンである10~11月,3~5月の土日は早い時期から予約で埋まってきます。気になる映像会社、エンドロールを外注で頼みたいと思われている新郎新婦さんは遅くても2ヶ月前、できれば式場打合せが始まる3ヶ月前には問い合わせすることもお勧めします。

そもそもライブエンドロールを外注することが可能な式場さんの場合に今回の記事は限られますが、契約時から持ち込みの話や持ち込みOKな条件で契約することも必要な場合もあります。結婚式がこれからも人も、数ヶ月後に控えている人も、ぜひ参考にしてみてください。

結婚式後に自分達の手元に残る「写真や映像」は何度でも見返したくなるようなものを頼まれることをおすすめします。

福岡の結婚式ライブエンドロールなら一眼レフムービーのAVENIRへ

About The Author

AvenirDesignアベニール代表 / ビデオグラファー / フォトグラファーKazuto Yamasaki
写真や動画撮影を行うカメラマンでもあり、結婚式のプランニングや式場との商談も行っているアベニールデザイン代表 山﨑一人。
ハワイの現地プロデュース会社との提携により、持ち込み無料のハワイウェディングプランなどで全国から問い合わせがくるWebサイトを立ち上げる。

「結婚式では後悔してほしくない!」という想いから、結婚式場の仕組みや新郎新婦に本当に役に立つ情報をこの「BrideMedia」で掲載。
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