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持ち込み不可の式場を可能にする方法|結果的に安くてこだわれる結婚式に!

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前回は結婚式場へ持込みをしたいけど、どのような選択肢がベストなのか。という所を中心に紹介してきましたが、今回は具体的な「持ち込みするためにどのような選択をするのか」という部分を花嫁さんの状況ごとに解説していきます。

「持ち込み」に対しての基礎知識編は前回の記事をご覧ください。

前記事:結婚式場へ○○を持ち込みたい!見積りで悩んでませんか?持ち込みで節約|基礎知識編

持ち込みできる内容や項目の種類

結婚式の見積もりにはたくさんの項目(商品)が並んでいますが、ここでいう持ち込みするアイテムの候補として・・

<新郎新婦に関わる項目(固定費)>
・衣装
・写真のカメラマン
・ビデオのカメラマン
・美容師
・司会者(よっぽどの理由がある場合)
<ゲストに関わる項目(変動費)>
・引き出物
・引き菓子
・招待状、席次表、席札
・プチギフト
・会場装花(テーブルなどの花)

最初に申し上げますが、結婚式場によって「持ち込み可能な項目」は異なります。
一般的には高額な商品になればなるほど「外部で頼んだ方が安い」という情報(知識)が多いのかもしれませんが「何のために持ち込みしたいか」を考えることが重要になります。

つまり、「持ち込みをする目的」を明確に持つことが後々影響することになりますので、ここでは花嫁さんの目的や状況ごとに改善策をご紹介していきます。

契約前の場合

結婚式では様々なルールや規約というものがあり、見積りの段階での総額、持ち込みについての規約、十分な説明を受けた上で契約書へサインを交わします。

このタイミングが1番重要です。

一度契約してしまうと、その条件で結婚式の準備は進みます。契約後に「持ち込みしたい」「もっと値引きして」と言っても希望が通る可能性は低いです。
逆に持ち込みOKな式場であれば、後からでも融通をきかせてくれる場合もあります。


契約前の持ち込み交渉が大事

式場は1件でも多く新郎新婦さんに自社で結婚式を挙げてもらいたいのが本音です。案内担当の方、もしくはプランナーさんは決めてもらいたい為にも色々な言葉をかけられます。

では、どのような交渉をするべきなのでしょうか。

①本音で式場へお願いすること

「○○だけでも持ち込みさせてください。それができれば決めます!」

このくらい堂々とお願いしてみるのも一つの方法です。最初の見積り段階ではなく、いざどこに決めようかという段階で効果が発揮します。式場にとっても目の前のお客様が○○の条件だけ許可すれば自社で契約できる。というのが分かっていればプランナーさんや営業担当もかけあってくれる場合もあります。

この場合、理由も大切です。

「チャペルや披露宴会場はここが一番気に入ったけど、他社が金額が安かったから。」と言ってしまうと値引きをしてくれるかもしれませんが、持ち込みができない条件はそのままでも値引きするだけで解決しますよね。

そうではなく、

「チャペルや披露宴会場はここが一番気に入ったけど、他社は持ち込みを許可してくれたから。」となると、花嫁さんが迷っているのは「持ち込みができるか」という点になります。新郎新婦さんの決断を得るためには持ち込みを許可する。ということになるわけです。

②何を持ち込みたいかを考えて業者から式場へ紹介してもらう。

例えば、

「式場見学の際に見たアルバムが「なんか古くさくて自分のセンスと合わない」と感じました。見学を終えて悩んでいたところ、ネットでとてもおしゃれなフォトスタジオを見つけ、結婚式の撮影や前撮りも自由にできて式場よりも安く出来そう!」

と新婦さんが見つけたとします。

このような場合、式場ではなくフォトスタジオへ問い合わせしてみましょう。式場と提携していない場合でも、フォトスタジオから式場へ新郎新婦さんをご紹介するという形で、結婚式場と契約する方法もあります。

式場紹介に強いフォトスタジオの場合は持込み料の免除や通常の契約やプランだと、持ち込みができない式場でも可能になる場合があります。
またドレスショップであったり、ブライダルを行っている美容室であったり、プロデュース会社でも同じ事が言えます。

各ブライダル専門店から式場へ新郎新婦をご紹介すると、その分野の持ち込みに対して式場が融通を利かせてくれる場合があるのです。

この場合に重要ポイントは「その業者と式場の関係性」が良好であることが大きく影響します。
実際の話ですが、あるフォトスタジオでは式場への紹介も多く幅広い式場との繋がりがあり、式場もNOとは言えず「いつもお世話になっているので、そちらからのご紹介であれば大丈夫です」と言われることがあります。

あと、この業者からの紹介は地域性があります。九州での話ですが熊本市内や福岡市内はプロデュース会社や各業者も式場へ新郎新婦さんを紹介しているケースも多いです。逆に鳥栖、久留米は地元にそのような会社が少ないので紹介というケースがまれのようです。(でも久留米や鳥栖の式場へ新郎新婦さんをご紹介した際は、持ち込み可能になりました…。)

逆に、式場側にとって評判の悪い会社、あまり関係性のない会社から「お客さんを紹介するので持ち込みさせて」と言われても、良い返事に好転することは難しいでしょう。某式場に出入り禁止にされていたり、式場だけでなく、業者間でも評判が悪く、どんなに送客を行っても当たり前のように持ち込み料を請求されたりします。

式場の支配人やプランナーからの話

「あの会社はやりたい放題するから嫌ですね…。」

「うちの式場では、B社の持ち込みはお断りしていますよ」

このように式場とその会社の関係性も重要という意味が分かります。

しわ寄せは新郎新婦の2人へやってきます。撮影実績だけで判断するのではなく関係性もそれとなく聞いてみましょう。結構共通している項目は「安い値段を売りにしている業者」がなぜか多い傾向にあります。

式場からの評判が悪い会社の特徴
「持ち込みNGでも撮れます」
「友人が撮れない結婚式はありません」
という式場のルールを無視して新郎新婦へ売り込みを行なっている会社が多いです。
ちなみに、この手の業者は「持ち込み禁止の違法性」などをアピールしていますが、新郎新婦さんは、式場との契約書や規約書にサインしてます。要するに「その条件を承諾して契約している」という事実は変わりません。
カラオケ店にドリンクを自由に持ち込みできるお店もあれば、飲食物の持ち込み禁止のお店もありますよね。

持ち込みについての問題点

本当に問題になっているのは次のような場合です。結婚式場は特別な空間かもしれませんが、公的機関でもない一般企業です。
契約の際に「持ち込みに関する規約の説明」が十分にされていない、説明が一切ない、できないことをできますと事実と違うことを話して契約させる。など、新郎新婦が結婚式場に対して持ち込みができない事実を契約時に十分な説明がされていないことが原因でトラブルが起こっていることです。
<消費者法改正とブライダル業界の話>
結婚式の案内をする中で不利益な契約内容を新郎新婦に告げていない事例があった場合において、従前は事業者側が「わざと告げていなかった」場合に「不利益事実の不告知」が問題になりえたところ、改正後は「(事業者側が)凡ミスで告げなかった」場合にも取消権が発生する可能性が出てくる、ということです。
ブライダルフェアにおける事業者側の営業のあり方に対し「不利益事実の不告知」に該当しうるものがあったと指摘する記述もありました(その事例においては事業者側にかなり厳しい裁定が下されています)。今般の改正を受けて、事業者が約款等の内容を顧客に伝える際のあり方について厳しい目が注がれることは確実で、特に「キャンセル料」や「持ち込み規制」等、新郎新婦にとって不利益になり得る部分の説明は、これを徹底する必要性が増してくるでしょう。
(引用元:ブライダル事業専門の総合法務サービス BRIGHT

式場と契約している場合

この場合は契約書がどのような内容になっているかと、その式場の方針が非常に重要になります。普段から持ち込みを一部、許可している式場では相談すると対応してくれる場合もあります。逆に、誰に聞いてもあの式場は持ち込み厳しいという式場は…正直難しいかもしれません。

ただ、なぜその式場を選んだのかをよく思い出してみてください。

他の式場では得られなかった感動や期待感、ここのチャペルで挙げたい。という想いや見積りが魅力的だったのかもしれません。その時は「何を」優先して決めましたか?
熊本の某結婚式場の支配人と話していると、こんなことをお話されていました。

「うちの式場では全てにおいて高品質で自信をもってお客様へ提供しています。それに見合う価格を設定していますから、それが難しいのであれば他の式場を選ばれてください」
お高級な感じがしますよね。確かにそんな雰囲気ですし、歴史のある式場さんです。

このようなブランド力の高い式場は持ち込みは比較的厳しいのが現状です。経営方針もあります。

しかし、支配人が変わったり相談時期によって必ずしもそうとは言えません。3年前と3年後では状況も全く違ったりしています。

熊本の場合、どの式場にどの業者さんが繋がりが強いかも情報として把握していますので、色んなアドバイスを行うこともあり、ここでは「2人は何を優先しているのか」が再度重要視しています。

例えば手作りできる項目を見直したり、上映する映像を外部で作ったり、前撮りだけ別で行ったり…。目的が新郎新婦さんによって違います。

逆に何となく契約してしまっただけで、式場にこだわりのない場合は…思い切って式場を変えてみる。という選択肢もあります。(オススメはしていません)
ただ、本当に式場を変えるのかという点は、よく考えてから慎重にすべきです。

そこで、結局は人が動くことなので次の項目をお勧めしています。

プランナーさんを味方につける

結婚式だけでなく多くのサービスは「人・物・金」で成り立っています。ドレスや料理や式場などの、それにともなうお。そこがどうにもできなければ、最後は「」の力になります。

一番大事なことかもしれません。「人」を抑えることです。

プランナーさんは新郎新婦さんが希望する結婚式を形にするのをお手伝いするのが仕事です。打合せからずっとつきっきりで色んな事を一緒になって考えてくれるプランナーも多いです。そんなプランナーさんだからこそ、本音で相談してみましょう。

ただ「もっと安くして!」とか「持ち込みさせて!」など言っても響かないですよね。

心の中で思っている感情や本音、結婚式に対する想いをぶつけてみてください。
悩んでいることを相談してみてください。

「ゲストへはおもてなししたいので削りたくない、でも自分達のことも妥協したくない、でもこの項目がどうしても手が出せないんです。。。何かいい方法ありませんか?」

こんな相談されたら、プランナーとしての立場だと「どうにかしてあげたい」という感情がでるのがウェディングプランナーの「人の部分」です。協力的になってくれる頼もしいプランナーだと、

「ちょっとまっててください!上司に相談してみますね!」なんて心強い言葉があるかもしれません。

プランナーさんは今までたくさんの結婚式に携わっていますので、様々な新郎新婦と対面しています。
色んな解決策や方法も知っている人も多くいらっしゃいます。

この仕事をしているプランナーさんは「人」が好きな人が多く、だからこそプランナーさんを味方につけたほうが結婚式も準備もうまくいきやすくなります。

少し視点を変えて考えるとわかりやすいですが、

仕事などの得意先・訪問先でいつもクレームや無理難題を言われる訪問先と、いつ話しても自分のことを慕ってくれたり、頼ってくれたりする訪問先とでは、モチベーションも違いますよね。

「この人の為に全力で力になりたい!」と思って頂けると良い事があるのも事実です。

どうしても持ち込みができない場合、友達に頼るようにプランナーを頼ってみてください。何もしないより、何かしらの想いや本音を真剣に相談すると良い結果に繋がると思います。頼ってみてマイナスになることはなく、ゼロプラスになるかだけです。

固定費を節約することを検討する

<新郎新婦に関わる項目(固定費)>
・衣装
・写真のカメラマン
・ビデオのカメラマン
・美容師
・司会者(よっぽどの理由がある場合)
この項目は新郎新婦のお二人の部分です。持ち込むことで費用対効果が大きい順番で並べると・・・
衣装>カメラマン>美容師>司会者
あ、同じでした。ちなみに、変動費に関わる項目を書き加えるとこうなります。変動費の費用対効果はゲスト人数によって結構変わります。人数が多ければ多いほど節約に繋がると考えてください。
衣装カメラマン>引き出物・引き菓子(人数が多い場合)>美容師(衣装点数や前撮り内容による)・招待状・席次表(人数次第)>その他
上位2つは固定費の衣装とカメラマン(写真とビデオ)です。式場の価格設定にもよって検討することが重要ですが、持ち込みが許可される場合は検討する1番目の要素です。
できるだけお二人の要素である固定費を節約することをオススメします。
変動費はゲストの印象にも関わってくる内容が多いこともあり、節約しすぎて安っぽさが伝わらないよう注意が必要です。お金じゃ買えない信用を無くしていまいます。

まとめ

現在のブライダル業界では「持ち込み規制」があるのが現状です。どこかの県では裁判になっていましたが、業界の流れを見る限り「今は規制がある」という状態です。

安くできるのも大事かもしれませんが、もう一度原点に戻って振り返ってみてください。自分達の結婚式で何をしたいのか。ゲストへ喜んでもらいたいのか。自分の好きな事をしたいのか。

「何を伝えたいか」を考えてください。
結婚披露宴とは「結婚のお披露目をする場」です。これから夫婦となって新たな人生をスタートするお披露目ですので、駆けつけてくれたゲストへの感謝や気配りを大切にしてください。

最近「自分がよければそれでいい結婚式」も増えてきました。料理は最低の金額、引出物も一番安くして、お色直しを3回したり、主役だから何でも好きなことしていい、かわいければそれでいい。そんな独りよがりな寂しい結婚式が目立ってきているように思えます。

ゲストも結婚式には何度も参加していますので、新郎新婦へは「良かったね~おめでとう~」と言って帰りますが、「引出物これだけ?」「料理は…あんなもんかな?」「なんか長くない?」なんて思われることも多いようです。

せっかくの結婚式です。ゲストへの配慮はとても大事なので、最初に言った「衣装・写真・映像」これが固定費で自分達にかかる費用です。

費用を安くする為に持ち込みたい!という新郎新婦さんは、良いものを安くする為に外部から持ち込み、手作りできるものは心を込めて作ることをお勧めします。そうすればゲストへのおもてなしへ予算をかける事が可能になり、色々なものにこだわっても結果的に通常式場で依頼するよりも安くて、ゲストも満足する結婚式になると思いませんか?

最後に、どんな形であれ「結婚式を挙げること」を強く願います。

かけがえのない、一生の宝物になる思い出と記憶が記録が残りますよ。

About The Author

AvenirDesignアベニール代表 / ビデオグラファー / フォトグラファーKazuto Yamasaki
写真や動画撮影を行うカメラマンでもあり、結婚式のプランニングや式場との商談も行っているアベニールデザイン代表 山﨑一人。
ハワイの現地プロデュース会社との提携により、持ち込み無料のハワイウェディングプランなどで全国から問い合わせがくるWebサイトを立ち上げる。

「結婚式では後悔してほしくない!」という想いから、結婚式場の仕組みや新郎新婦に本当に役に立つ情報をこの「BrideMedia」で掲載。
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