今回は「当日エンドロールを福岡の結婚式場へ頼むか外注するか迷っている人へ」というお話をしたいと思います。
結婚式って色々なオプションがあって、どれがいいのか?どのくらいみんなお金をかけているのか?というように「どうしよう?」と迷われている新郎新婦さんも多いのではないでしょうか?
その中でもエンドロールは高額なオプションになっている場合もあるようです。
「エンドロールあったほうがいいけど、予算がちょっと…」
「サンプルムービー見たけど、好みじゃなかった。他にないのかな…」
と、迷われている新郎新婦さんへ、ゲストに喜ばれるエンドロールの選び方、また費用を節約するための自作エンドロールの作り方なども踏まえて、今回の内容をお届けします。
そもそもエンドロールとは何?
結婚式(披露宴中に流す映像です※以下披露宴と表記)の最後に上映するエンディングムービーのことです。
披露宴のエンドロールの場合、当日招待したゲストの名前をテロップとして流すことが多いです。ドラマや映画には、必ずといっていいほど最後に流れるエンディングのようなもので、キャストや制作会社、声優の名前など表示されますね。
最近の披露宴では、エンドロールを上映する新郎新婦が多いです。私が住んでいる熊本市内の結婚式場の場合、エンドロールの上映率は7割以上です。Avenirのお客様に限っては9割以上の方が依頼されています。
逆を言えば、エンドロールがないと、ゲストが「あれ?エンドロールないの?」という感想をもってしまうデメリットが生まれることもあります。実際、結婚式場へ撮影にいくとそんな声が聞こえてきます。
私たちは結婚式のプロデュース会社でもありますので、ウェディングプランナーとしての立場でお話すると「ないより絶対あったほうが良い」ということは間違いなありません。
どれにする?エンドロールの種類。
一言でエンドロールと言ってもたくさんの種類があります。
- フォトエンドロール(二人の写真など)
- 前撮りエンドロール(前撮り写真)
- 前撮りエンドロール(前撮り動画+写真)
- ライブエンドロール(当日動画)
- ライブエンドロール(当日写真)
- シネマエンドロール(動画や前撮り、結婚式当日などの組み合わせ)
Avenirで人気があるエンドロールは、3.前撮りエンドロールと4.ライブエンドロールの2種類です。一応、上記のエンドロールは全て作ることは可能です。手作りされる新郎新婦さんも増えてきました。
一方、結婚式場では4.ライブエンドロールがメインの商品になります。九州では「ライブエンドロール」「リアルタイムエンドロール」という名称が多いですが、関東地方や関西では「撮って出しエンドロール」とも呼ばれています。
名称も地域や会社で若干違いますので、内容も踏まえて説明していきます。
各エンドロールの特徴や映像の解説。
たくさん種類のあるエンドロールですが、見比べると違いに気付きやすくなります。お二人にとって「これがしたい!」と思えるエンドロールを選ぶのが、後悔しないための選択の第一歩となります。
選ばれる内容も地域差がありますが、一番メジャーなエンドロールは、冒頭でご紹介しました「ライブエンドロール」です。最近は一眼レフムービーが増えて、映像にも幅広い表現が行われています。
エンドロール上映時は、スマホを片手に撮影しながら見ているゲストも多くなりました。感動して涙を流されるシーンもよく見ますので、ぜひ取り入れたい演出の一つです。
フォトエンドロール
出典元:@YouTubeより「結婚式手作りエンドロール」https://youtu.be/YfkBI_NbuEc
フォトエンドロールは、新郎新婦さんが手作りされる場合が多いです。
あらかじめ用意した二人の写真や家族写真、前撮りの写真などを組み合わせた内容構成が多いのが特徴です。
ゲストとの思い出の写真や、メッセージなど入れることもあります。出典元の手作りされた方の様に黒背景に白文字でメッセージを入れると、とても見やすくなりますので、ゲストに伝わりやすいメッセージの入ったエンドロールになってますね。
新郎新婦さんが手作りされたエンドロールも何度か見ましたが、最近はクオリティがとても素晴らしい作品が多く、私たちの仕事がなくなるんじゃないかと不安になることもあります。
無料のソフトや有料のソフトなど、素材があれば簡単に自作できる上に、費用削減のメリットもありますので、詳細は後ほどお話します。
前撮りエンドロール(写真)
出典元:@YouTubeより「結婚式前撮りフォトエンドロール」
上原フォトスタジオ HPhttp://ueharaphoto.jp
前撮り写真だけで構成するエンドロールです。
前撮りでたくさん写真を撮影される方や、前撮りだけ和装を着られて当日は洋装で披露宴をされる場合にもお勧めです。ご親族の方は和装も見たいという希望も多いので、お披露目することもできますね。
上原フォトスタジオさんのフォトエンドロールをご紹介させていただきましたが、一眼レフムービーの前撮りエンドロールも見ていて感動します。ビデオ撮影とは違う高画質な映像は、終わってから何度も見たくなりますね。
前撮りエンドロール(動画+写真)
出典元:@YouTubeより 「前撮りエンドロール|熊本,大牟田|AvenirDesign」
出典元:@YouTubeより「ラヴィファクトリー前撮りメイキングムービー大阪」
ラヴィファクトリー http://www.la-viephoto.com/
前撮りのメイキング映像と写真を組み合わせたエンドロールです。
この「前撮りエンドロール」は多くの会社や式場が取り扱っていますが、価格と内容は様々ですので、ひとくくりにしないほうが良いかもしれません。
種類の紹介では、
・前撮りエンドロール(写真)
・前撮りエンドロール(動画+写真)
・前撮りエンドロール(動画のみ)
このように分けてご紹介しましたが、式場や専門業者では「すべて対応している」「動画だけで構成」など、同じ前撮りエンドロールという商品ですが制作している映像が違う場合があります。(値段も違います)
実際サンプル映像を見ないと新郎新婦さんにとっては、違いがわかりにくいかもしれません。もっと細かく分けると、「MV風」と「メイキング調」と、映像会社(作る人)の技術やセンスにも特徴がでます。
とは言うものの、どこがどう違うのか判断するのも難しいですね。サンプル映像を見比べると自分の好みが分かると思います。
ご紹介したラヴィファクトリーさんは福岡にも支店があり、海外撮影も行っている会社です。ホームページにもたくさんおしゃれな映像や写真がありますので福岡花嫁さんは、チェックしてみてはいかがでしょうか。
ラヴィファクトリー http://www.la-viephoto.com/
ライブエンドロール(撮って出しエンドロール)
出典元:@YouTubeより「結婚式の撮って出しエンドロール 品川プリンスホテル」
ファーストフィルム http://www.first-film.com/
出典元:@YouTubeより「結婚式の撮って出しエンドロール 品川プリンスホテル」
FREAKY WORKS http://freakyworks.com/
結婚式当日の様子をその場で編集して上映するエンドロールです。式場でも一番取り扱いが多いのが特徴で、9割以上の方がライブエンドロールを選ぶ地域もあるようです。
実はこのライブエンドロールにも細かな設定や種類もあります。
・メイクシーン〜挙式まで。
・メイクシーン〜挙式〜披露宴中盤まで。
・メイクシーン〜挙式〜披露宴終盤まで。
式場によっては、メイクシーンは撮影しなかったり、前撮りのシーンも入れたりなど、さまざまな種類があります。撮影する機材も会社によって違います。式場見積りの項目としては同じに見える「ライブエンドロール」ですが、実際の映像をしっかりと見比べると、その価格が適正なのかどうかが、わかりやすくなると思います。
ライブエンドロールの注目すべきポイント
・「花嫁さんを、より魅力的に写している」
・「その場の雰囲気が伝わってくる」
・「ゲストや両親の表情から感情が伝わる」
この項目は必須です。私もいろいろな式場のエンドロールを見る機会が多いのですが、「なんか下から写しすぎで、お嫁さんの鼻の穴アップじゃない?」という印象を受けた式場さんが過去にありました。
ビデオ撮影やエンドロール撮影は、基本的に式場提携している映像会社のスタッフが撮影します。しかし、繁忙期になると日給1万円〜3万円のアルバイトスタッフによる撮影も行われているのも事実です。熟練のトップクラスのカメラマンが撮影しても、アルバイトが撮影しても、新郎新婦さんが式場へ支払う金額は変わらないのが真実なのです。
熊本の某式場スタッフさんは普通に「人で不足で、やっとアルバイトが入りました」と教えてくださいました。全ての式場がそうではありませんので、安心してくださいね。
ご紹介したfirst filmさんは関東地域を中心に結婚式の撮影を手がける映像制作会社です。数多くのメディアにもとりあげられ、Facebookのいいね!数はなんと11,659もあります。全国対応されていますのでオフィシャルサイトには、様々な情報やライブエンドロールを公開されています。
ファーストフィルム http://www.first-film.com/
FREAKY WORKSさんのエンドロールも、お嫁さんの可愛らしい表情やゲストの表情を逃さず、結婚式の流れや感動が伝わってくる素敵な映像です。Facebookも楽しい記事がたくさん投稿されていますのででチェックしてみてください。
FREAKY WORKS http://freakyworks.com/
シネマエンドロール
出典元:@YouTubeより 撮って出しエンドロール “Just For You” Takuya & Asami Wedding SDE by Tomato Red Motion
Tomato Red Motion http://www.tomatoredmotion.com/
出典元:@YouTubeより”https://youtu.be/GcK8D4gid2A
シネマエンドロールとは?
シネマエンドロールとは、まるで映画のようなストーリーを感じることができる映像作品です。前撮りや結婚式以外での撮影と、結婚式当日の様子を組み合わせた内容になります。
「結婚式には物語がある」と私も思っています。その物語は、新郎新婦さんによって違います。だから、その物語は他の人とは全く違うストーリーのあるエンドロールになります。
結婚式に対する想いやこだわりのある新郎新婦さんは、ぜひシネマエンドロールをお勧めします。名称も若干違いますが「シネマズエンドロール」とか「シネマティックムービー」など表記されていますが、サンプル映像を必ず見た方がよいですね。
このTomato Red Motion さんは素晴らしいクオリティで映像作品として新郎新婦さんへ提供されています。国内だけでなく、海外ウェディングの撮影や大手企業のCM撮影なども行われ、業界でも注目されている会社です。
Tomato Red Motion http://www.tomatoredmotion.com/
4.迷ったらこれ「ライブエンドロール」
20151219_エンドロール_Yu-ki&Sachiko_岐阜県多治見市 from on Vimeo.
出典元:名古屋エンドロール専門チーム Focus-i(フォーカスアイ)
Focus-i 公式サイト:http://endrollmovie.com/
福岡の結婚式エンドロールなら一眼レフムービーのAVENIRへ
現在あるエンドロールで一番多いのは「ライブエンドロール」です。式場で依頼する場合は、ライブエンドロールがメイン商品となっています。価格は安い式場で12万円前後、一般的な価格は15万円前後となってます。その分、当日の感動を最後に共有できて、新郎新婦からは見えないゲストの表情や自分立ちの表情、またゲスト視点からすると、ゲスト本人が写っている場面などが出てくると盛り上がります。ご紹介した Focus-i さんは、名古屋を中心としたエンドロール専門チームで、一般的な式場価格よりも安くご提供されています。
また「スマホで作れる生い立ちムービーの作り方講座」を無料で配布されていますので、気になる方は、オフィシャルサイトをチェックしてみてください。
Focus-i 公式サイト:http://endrollmovie.com/
ライブエンドロールの、もう一つの考え方
「ビデオ撮影まではいらないけど、結婚式の映像は少しくらい残したい」という新郎新婦さんもいらっしゃいますので、この場合はライブエンドロールを頼むと、エンドロール+当日の映像も残る。という考え方もできます。
また、映像業者の中にはライブエンドロールを頼むと、エンドロールとは別にダイジェストムービーを依頼できる会社もあります。
映像カメラマンとしては、記録撮影(ビデオ撮影)もあったほうが良いと思います。それは、ご本人さんだけでなくご家族が集った時に見れたり、当日出席できなかったゲストへ見せれるという大きなメリットもあるからです。
実際の新郎新婦さんの声として、
「最初はいらないと思っていたけど、やっぱり頼んで良かった」
という言葉をもう300組くらいは軽く聞きます。っと、本当は数えてはいないですが、少しでもあったほうが良いなと思っている方は頼まれた方が賢明です。
予算重視なら手作り(自作)エンドロール
手作り(自作)エンドロールはこんな二人にお勧めです。
・やっぱり予算を抑えたい。
・パソコンが得意です。
・感謝の言葉をエンドロールで流したい。
・ゲストとの思い出の写真がたくさんある。
・俺、Mac持ってるよ。
結婚式は何かと費用がかかることが多く、新郎新婦さんによっては優先順位が違います。映像演出を一切しないかわりにゲストとの時間をゆっくりとりたいい!と言われる方もいらっしゃいます。そんな場合、上記の項目に一つでも当てはまる方は手作り(自作)エンドロールに挑戦してみてはいかがでしょうか?
Windowsをお持ちの方
無料のソフトがネット上にもたくさんあります。有名なソフトはムービーメーカーでしたが、2017年1月サポート終了になりました。無料でしたのでかなりのユーザーが利用していたのですが・・。
そこで、フリーソフトの一つ「Aviutl」というのがあります。
私は触った事ないのですが、まあまあ編集もムービーメーカーよりできそうな記事も見つけましたので参考にされてみてはいかがでしょうか?※映像編集やCPU動作を保証することはできませんのでご了承ください。
関連リンク:https://www.wondershare.jp/howtoedit/how-to-use-free-software-aviutl.html
Macをお持ちの方
アプリケーション内に最初から入っている「iMovie」で簡単に作れます。使用したい素材(動画や写真)をiPhoto(写真)から簡単に読み込むことができますので、どんどん挿入していくだけです。私も最初はこのiMovieから映像制作はスタートしました。
感覚的な操作だけで手軽に編集できるのが特徴です。
出典元:YouTubeより【結婚式エンドロールムービー】ファレル 「HAPPY」パロディ iMovie 自作
HAPPYの曲流行りましたね〜。ご紹介させて頂いた動画はiMovieで制作されたようです。
自作ならではの撮影スポットがあります。それは「自宅での撮影」や「二人の時だけしかしない二人の表情」です。映像カメラマンがいると中々はずかしいことも、二人の時には自然とできてしまうこともあります。
ゲストテロップ(ゲストのお名前)が上に流れるようにするためには、テキストの「スクロール」という項目を選ぶだけです。あとはBGMと写真を重ねるだけでエンドロールの出来上がりです。
よっぽど手の込んだ編集でなければ、1日で完成できますので、時間がない新郎新婦さんもぜひチャレンジしてみてください。
エンドロールを自作するときの注意点
まず、式場のプロジェクターの画面比率を必ず確認してください。画面の大きさが「4:3」もしくは「16:9」の2種類がほとんどで、現在のテレビ画面の比率は「16:9」になります。
これは式場さんへ確認すればすぐわかります。DVDへ書き込みする前に、設定で比率を確認してからDVDへ書き込み(焼く)作業を行いましょう。
あと1つ、「テキストの位置」です。画面の端っこにテキストを置きすぎると、スクリーンやプロジェクターの関係で、画面の端っこが切れて写る場合があります。
少しだけ画面端から余裕を持ってテキスト(スクロールする文字など)配置をしてみてください。
式場と外部業者の違い
結婚式場の映像は、その結婚式場と提携している映像会社の商品になります。外部業者とは、その式場とは提携していない映像会社のことを言います。エンドロールの場合は映像クオリティと価格が自分の求めている内容に合うかを見ていきましょう。双方の大きな違いとしては「価格の差でやすい」ことです。
ライブエンドロールも一般的な式場価格は12万円〜15万円。全国規模の大手式場の場合や、首都圏にいくとそれ以上の価格です。
式場のランクにも大きく関係しています。高級思考の結婚式場は、アイテムもそれなりに高い商品が多いってことですね。
一方、映像専門会社のエンドロールの場合、8万円〜12万円と、式場よりも安価な設定の会社もあります。ただし、会社によって売りにしている内容が違います。
せっかく安くて質の高いサービスを行っている映像会社を見つけても、そもそも自分達が上げる結婚式場では外部業者の撮影禁止という式場もありますので、事前の確認が必要です。特に、この当日エンドロールはできるだけ早めに式場へ相談することが重要です。
映像カメラマンや当日スナップカメラマンの持込みに関しては、“結婚式場へ○○を持込みたい!見積りで悩んでませんか?持込みで節約|基礎知識編”を参考にしてみてください。
参考記事:“結婚式場へ○○を持込みたい!見積りで悩んでませんか?持込みで節約|基礎知識編”
映像業者を選ぶ時の注意点
映像業者はエンドロールだけでなく、プロフィールムービーやオープニングムービーなども制作している会社が多いです。その会社で頼める内容も変わってきます。あまりにも安すぎる会社はテンプレートを使用したムービー制作を行っているケースが多いこともあります。
自宅の撮影や、出張して撮影してもリーズナブルな料金でオリジナルムービーを制作することができる会社もあれば、使用する写真の枚数が指定されている、追加の写真を入れる場合はオプション料金がかかったり、取り扱っていない可能性もあります。
また、撮影に対する「意識」も重要です。これは中々ホームページでは判断が難しいこともありますが、サンプル映像を見るだけでなく、会って話を聞いてみるのも判断基準になって良いと思います。
インターネットのサイトを見て探す場合は“絶対に後悔したくない!カメラマンが教える結婚式ビデオ・映像業者の選び方”も参考にしてみてください。
まとめ
一言でエンドロールといっても、たくさんの種類があります。見積りには「ライブエンドロール」や「当日エンドロール」など名称だけしかわかりません。それが写真なのか、動画なのかなど、自分達の披露宴でどのようなエンドロールを流したいかを決める為にサンプル映像をよく見比べることです。
また「写真や映像」は結婚式が終わってもお二人の手元に残るアイテムの一つです。ゲストの評判ももちろん考えないといけませんが、一番は新郎新婦のお二人が何をしたいか。ということも大切です。
「これは高いからやめよう」「こっちが安いから決める」ではなく、頼みたいのかいらないのかを一つずつ考えていくと、結婚式の項目の中で優先順位を見つけることができます。
必要なものに優先順位をつける。それが式場で依頼するよりも外部の業者の方が自分達が求めているものを提供してくれると分かった時に、初めて外部の業者に依頼するメリットが見えてくると思います。
やみくもに持込みするのはデメリットも増えてしまうこともあります。一部のアイテムだけの金額を比較するのではなく、結婚式の費用全体を把握していきましょう。そうすることによって、お二人が望む理想の結婚式に近づいていくと思います。
福岡の結婚式ライブエンドロールなら一眼レフムービーのAVENIRへ