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絶対に後悔したくない!カメラマンが教える結婚式ビデオ・映像業者の選び方

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結婚式の準備が進んでいくと、ビデオ撮影やプロフィール映像を注文するか選択する時期がやってきます。
打合せで初めて金額を見てびっくり!こんなにするの!?と高額なオプションに戸惑う新郎新婦さんも多いはず。
最近では式場の映像業者ではなく、外部の映像業者へ依頼する方が増えています。

そこで、今回は映像制作会社を選ぶ際に重要な7つのポイントをご紹介します。

 

オリジナルで制作したいなら外部の映像会社を選ぶ

オープニングムービーやプロフィールムービー(生い立ちビデオ)はかわいくオシャレにしたいけど、自分で作るのも大変。。
式場に頼むとかなり高額になると言われたのでインターネットで検索しました。。っていう花嫁さんも多いです。

結婚式場に提携している映像会社はとても数多くの受注を抱えています。
オーダーメイドのオリジナルムービーの制作は時間がとてもかかり、式場からマージンも取られますので、本来の価格よりも高額な料金設定をしている会社が多いのが現状です。

参考価格
某結婚式場プロフィールムービー ¥50000~
※写真のスライドショーの価格・写真枚数は指定枚数・オリジナルムービーは別途相談

多くのウェディングムービーは、テンプレートにはめ込んだ型にはまった内容の商品が多い傾向にあります。

その一方、一部の映像制作会社ではオリジナル制作、オーダーメイドで映像制作を行っている会社もあります。そちらの方が式場と比べて安価な場合がほとんどです。

 

オリジナルムービー・オーダーメイドの映像とは・・

・二人が出会った頃の再現VTRなどをプロフィールに組み込みたい。
・映画の予告編みたいな自分たちで考えたものを映像化してほしい。

など、テンプレートや型にはまった映像構成ではなく、お二人が考えたストーリー性のある映像や流行番組のパロディみたいなのを自分流にアレンジしたい!などのオリジナリティ要素がある映像制作のことです。

 

ホームページの見た目のデザインも重要

映像ってはっきり言って「センス」です。その作り手側のセンスとお二人の好みが合うのがとても重要です。
その入り口となるのでホームページのデザイン。映像や写真は結局のところ「人」です。その会社のデザインやセンスが一番現れていると言っても過言ではないでしょう。

僕自身、映像会社や写真スタジオへ営業に行く際はまずホームページのデザインやサンプル写真などを重視します。そしてホームページに書いてある内容やその会社が売りにしている内容を凝視して問い合わせするかどうか決めています。

オシャレなムービーを作ってくれる業者を探してるのに、自分の好みとは違うな、、と思うホームページの会社は、結局出来上がった映像も、最初のイメージと少し離れてしまってる事もあります。

「誰が撮ってくれるか」が明白な会社を選ぶこと

映像クリエイターやカメラマンは各会社に複数いる場合があります。
ホームページ上には、一番見栄えが良い写真を持ってくるのが一般的ですが、過去にその写真(映像)を撮影・制作したカメラマンがすでに在籍していない会社もありました。

とにかくこだわりたい!と思っているお二人は「誰が作ってくれるか」「この人に依頼したい」と思える会社であれば不安要素が一つなくなりますね。

とにかくサンプルムービーや過去の実績を見る事から始まります。映像は好みが分かれるところでもありますので、新郎さんと新婦さんでも意見が分かれる事もあります。一方だけで決めずに話し合いながら選んでみましょう。

 

 

「安いから」だけで決めないこと

何でもそうですが、安い商品には理由があります。

例えばプロフィールムービー多くはテンプレート仕様で、使える写真の枚数が決まっている場合もあります。かわいいテンプレートであれば満足のできる仕上がりになるでしょうが、ずっと同じテンプレートを使用している会社は「古くない?」という少し古い印象をゲストへ与えてしまう可能性もあります。常に新しいことを取り入れている会社は、お二人の要望にも柔軟に対応してくれることでしょう。

大前提の話ですが、あくまでも「こだわりたい!」と思っている場合の話です。「安さ」を求めているのであれば8000円くらいの価格でインターネットで募集している個人の人もいます。最近では「メルカリ」でも見ますね。

でも新郎新婦さんが良く言われるのが、
「これくらいなら自分達でもできそうじゃない?」

というように、安いのには理由が必ずあります。
映像クリエイターやカメラマンの立場からすると、8000円なんて金額は、片手間でできるレベルの小遣い稼ぎしてる人。という感覚です。市販されている「結婚式場プロフィールムービー作成ソフト」を購入してテンプレートにはめ込むだけの物でしか編集時間の割に合わない、商売として成り立たない。というのが本音です。

しかもあまりにも安いと「どうせこの程度でいいだろう」という感情が出てしまうでしょう。

 

内容修正や変更などの料金体系にご注意

簡単なスライドショー1本であれば1日の作業でできてしまいます。ここで気になるポイントは、
・一度提出した内容で、映像の確認がどのようにできるのか。
・店舗へ行かないと見れないのか。
・自宅で確認できるのか。
・内容変更したい場合はどうなるか。

など、細かな修正に対してどのような対応ができるかも事前に説明を必ず受けましょう。
会社によっては、2回目の修正以降は○○○○円必要になる場合もあります。

イメージと違った内容で出来上がったり、中には制作料金が「○万円より〜」のような表記もあり、実際いくらになるかも分からない場合があります。

 

信頼できる会社を選ぶポイント

先ほど申し上げたように映像は「人」が作ります。実際に会って話ができるところはもちろん、親身になって相談や希望にのってくれる人間性も大事な決め手になります。

メールの対応なども参考基準に入れるのも一つの方法ですが、メールでは顔が見えないので感情や表現が伝わりにくかったり伝わってこないこともしばしば。

どういった内容でどんな映像を今まで作っているのかもサンプル映像を見せてもらって判断されてはいかがでしょうか。

ビデオ撮影やエンドロールを依頼する場合

ここで悩んでいる新郎新婦さんは、ずばり「式場の値段」でしょう。

某式場のビデオ撮影は27万円という金額もあります。実質打合せが始まってから初めてこの金額と対面すると「こんなに高いの!?」と戸惑われる方も多いみたいです。そこまでなくとも12~15万円前後が多いです。

一方、外部業者では8万~12万円と少し相場より安く頼める場合が多いです。
ビデオ撮影を希望する際は、まずエンドロールや当日の映像サンプルを見た方が良いと思います。理由はどのような映像を撮影するか、画質やアングルなど、カメラマンによって違うものです。自分の理想や希望と予算を考えながらエンドロールのサンプルを見るのも一つの基準にしてみてください。

よく、式場プランナーさんが「当社のビデオ業者の方が撮り慣れてますから・・」と持込の断り文句を言われることもあるようですが、ここでポイントです。

「撮り慣れている=上手」が100%ではないのです。

無難な映像を撮影することが大事。と言われている式場業者さんもあります。花嫁さんをどこから撮影したらもっとかわいく写るかなど、二人目線ではなく、この場面ではここから撮りなさい。と指導されてどの花嫁さんでも同じ位置から撮影している作業カメラマンもいます。

なんでそこから撮るんだろう・・。って式場で思う事もあります。

口には出さないけど、新郎新婦さんがかわいそうだな。と思います。という事で、外部カメラマンへビデオ撮影やエンドロールを依頼する場合は、ライブエンドロールのサンプルを見るのと価格が自分たちに合うかを検討してみてください。見比べていくと結構カメラマンの「癖」や「好きな撮り方」って見えてくるので面白いですよ。
あと大事なことが1つ。
持込禁止の式場に無理矢理ゲスト扱いで依頼することはお勧めしません。

撮影できる範囲や場面に制限がかかる場合があります。メイクシーンや挙式中など、ゲスト目線の撮影しかできない上に、式場にばれます。

式場のスタッフもプロですから、使用している機材や立ち回りで「あ、あの人はプロのカメラマンだな」と認識されます。よく「全国出張対応、持込不可にも対応できます!」などアピールしている業者もありますが、僕はやめたほうが良いと思います。

・普段撮れる内容がとれない

・挙式中は固定アングル

・披露宴も思うように撮れない

・最悪撮影をお断りされるかも

そんなリスクを新郎新婦が背負わなければなりません。

一番の方法はプランナーさんを味方にしましょう。

そんな目線で外部の映像会社のホームページやサンプルを見ていくと、自分に合う業者を選ぶことができると思います。

About The Author

AvenirDesignアベニール代表 / ビデオグラファー / フォトグラファーKazuto Yamasaki
写真や動画撮影を行うカメラマンでもあり、結婚式のプランニングや式場との商談も行っているアベニールデザイン代表 山﨑一人。
ハワイの現地プロデュース会社との提携により、持ち込み無料のハワイウェディングプランなどで全国から問い合わせがくるWebサイトを立ち上げる。

「結婚式では後悔してほしくない!」という想いから、結婚式場の仕組みや新郎新婦に本当に役に立つ情報をこの「BrideMedia」で掲載。
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