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サンクスムービー(両親への手紙)を業者へ依頼する時のポイント

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約6分

両親へ想いを伝える「サンクスムービー」

こんにちは、アベニールの山﨑です。

今回は結婚式で最近注目されている「サンクスムービー」について、ウェディング映像制作を行なっている立場からお話したいと思います。

※結婚式場や映像会社へ依頼したいときの内容です。自作したい人は別の記事でポイントを紹介したいと思います。

それでは最後までご覧ください。

サンクスムービーは「伝える」ことが最優先

あなたはサンクスムービーをどんな目的で上映したいと思っていますか?

・大勢のゲストの前で手紙を読むのが恥ずかしい。
・緊張して声が震えそうだから・・。
・涙でお化粧が・・。
・自分の泣き方がイヤだから・・。
・披露宴の演出としてスクリーンで見てほしいから。
・昔の家族写真と一緒に両親を感動させたいから。

というように、お嫁さんによって様々な目的や理由があると思います。

これに共通しているのが、

「感謝の気持ちを両親へ伝えたい」

そのための一つの方法としてサンクスムービーを上映する。ということなんですね。

映像制作において、どう作るか?よりも、誰にどう見せるか?という部分も重要な要素なんです。

つまり、サンクスムービーは、

誰に=両親に

何を=あなたの想いを

どうする=映像で伝える

というところの「想いを伝える」というのがもっとも重要なポイントになります。

この”伝える”という部分に特化しないといけないわけです。

伝わりやすい映像の構成

写真とメッセージを組み合わせて作るのがサンクスムービーの基本的な作り方になります。

なぜだと思いますか?

お手紙に書いている文章は花嫁さんの「伝えたい想い」なんですね。

ということは、

先ほど、「誰に、何を、どうする」という部分で伝えたように、

両親(見てる人)へ、想い(手紙の内容)が、伝わりやすい映像(メッセージを見やすくする)

ということが大事だと考えています。

そして、一緒に流す写真は「記憶を蘇らせる」というチカラ(特徴)を持ってますね。

ここで、見ている立場になって考えてください。

あなたの想いのこもった言葉。

それを思い出させる「家族の写真」

感情移入しやすくなる「BGM」という強力な魔法。

「目=メッセージと写真」と「耳=聞こえてくるBGM」と「あなたとの記憶=親の感情」

ほら、なんかイメージ固まってきませんか?

メッセージは見やすく

スマホやパソコンで見るのと、披露宴会場のスクリーンで見るのは若干見え方が違う場合もあります。

サンクスムービー|画面2

細い文字はオシャレに、スマートに見えますが、スクリーンで表示すると、見えにくくなる場合もあります。

メッセージだけ画面に表示する

黒画面、白画面が対照的な文字色で表示する。(個人的なオススメは黒背景に明朝体です。)

サンクスムービー|画面例①

写真+メッセージを同じ画面に表示したい場合

文字の背景に別の色を設置する、文字と写真を離す、文字に枠をつける。という方法がオススメです。

表示例:文字に背景をつけて見やすくする

表示例:背景の写真を暗くする(セピア調に変えて文字を目立たせる)

映像制作会社の違い

サンクスムービーを映像業者に依頼したい場合は、先ほど紹介した内容を踏まえてどんな映像を作ってくれるのかを聞いてみるといいと思います。

自由に編集できるタイプの映像会社の特徴は、

・テンプレートを使用していない!が目印
・オリジナルムービーも作れる
・フリーランスで映像制作を行なっている

一方、テンプレートを使用する映像会社のメリットは料金が安い・納期も早いという特徴です。

その代わり、写真の枚数や、メッセージの表示位置や文字数が決まっていることもあります。

大事なのは、どんな映像を上映したいか?という部分が映像会社を選ぶポイントになりますよ。

BGMも大事な要素

写真とメッセージはサンクスムービーに必要な要素ですね。

そして、もう一つ重要なポジションなのが「BGM」です。

映像制作をする立場からすると、楽曲によって編集の仕方が変わる。ということもあります。

例えば、一番印象的なメッセージや写真が出てくるときに「サビ」を合わせたり、歌い出しと同時に写真が出したりします。

そして、BGMの曲調や雰囲気も大事ですね。(当然しっとり系がオススメ)

そういえば、こんなパターンもありました。

・お父さんが好きな曲を選んだ。
・歌詞が両親へ向けた曲だから。
・大切な人へ感謝を伝える曲だから。

曲や歌詞のイメージも参考にして選ばれる花嫁さんもいらっしゃいますよ。

ご両親へ向けてのサンクスムービーなので、見ているお父さんお母さんの気持ちで曲選びするのもいいと思います。

まとめ

サンクスムービーを映像会社へ依頼するときのポイント

・自由な編集ができるか?
・納期はどのくらいか?
・自分のイメージで作れるか?

そして、サンプルムービーがあるとよりイメージしやすくなりますね。
映像の内容がお手紙であことから超プライバシー要素満載なので、AVENIRではご紹介できるムービーが豊富ではありません(ごめんなさい!)

実は、この記事を書く前に立て続け(1週間で5件くらい)にサンクスムービーの問い合わせを頂いたのが、今回執筆しようと思ったきっかけなんです。

調べてみると・・映像会社の違いがわかりずらい、どこで頼めるかわからない、写真の枚数が決まってる、自作は大変・・など、お悩みの花嫁さんも多いのでは?と思ったからです。

過去にプランナーさんからも「サンクスムービーは作れますか?」と聞かれたことがあったのを思い出しました。

僕の住んでいる地域の結婚式場ではお手紙を読まれるケースが多いので、プランナーさんも「花嫁さんから聞いてサンクスムービーがあるのを知りました」と言ってましたね。

また、僕らは結婚式の映像を作る立場であり、結婚式当日もカメラマンとして入っているので、実際にどんな雰囲気で上映されるのか?というシーンも見ています。

だから冒頭でも伝えていたように、

イメージ通りに作るのが目的ではなく、見てもらいたい人にどんな印象を与える映像を作るか。

という部分がとてもとても大事なんです。

特にサンクスムービーは花嫁さんの想いが詰まった映像になるはず。

だからこそ!・・という想いが僕たちにもあるんですよね。

ということで、今回はサンクスムービーのお話でした。

最後までご覧頂きありがとうございました☆

 

 

About The Author

AvenirDesignアベニール代表 / ビデオグラファー / フォトグラファーKazuto Yamasaki
写真や動画撮影を行うカメラマンでもあり、結婚式のプランニングや式場との商談も行っているアベニールデザイン代表 山﨑一人。
ハワイの現地プロデュース会社との提携により、持ち込み無料のハワイウェディングプランなどで全国から問い合わせがくるWebサイトを立ち上げる。

「結婚式では後悔してほしくない!」という想いから、結婚式場の仕組みや新郎新婦に本当に役に立つ情報をこの「BrideMedia」で掲載。
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